革工房いんのしまコードバンラウンド長財布濃茶【革工房いんのしま コードバン革 長財布】
寄附金額
132,000円
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日本製コードバン(馬革)ラウンド長財布。瀬戸内海の尾道市「因島(いんのしま)」に拠点を置く「革工房いんのしま」。工房では昔ながらの製法にこだわり、職人が一本一本丁寧に仕上げています。「キングオブレザー」「革のダイヤモンド」と称されるコードバンを使って長財布を作りました。牛革と違い、使い始めはやや硬いとの印象を持たれるかもしれませんが、使い込むほどに適度な柔らかさとツヤが増してきます。きちんと手入れをして頂ければ一生使っていただける代物です。内側カード入れには「Innoshima Leather Studio」の素押し文字が入ります。こちらの商品は、摩擦(特に汗や水で濡れた状態で)などで色落ちすることが考えられます。また、製造工程で生じる傷が多少ある場合があります。撮影環境、モニター等により写真と実物では多少色具合が異なって見える場合もあります。受注生産の為、商品発送まで1か月程度かかる場合があります。あらかじめご了承下さい。
お礼の品について
容量
-
コードバン革長財布1本
縦約95mm×横195mm×厚さ25mm前後
小銭入れ、カード入れ12枚
消費期限
- 無
事業者
- ヤング産業
お礼の品ID
- 4852296
お申し込みについて
申込条件
- 何度も申し込み可
申込期日
- 通年
発送期日
- ご注文より1か月程度お時間を頂く場合がございます。予めご了承ください。
配送
- 常温便、別送
お礼の品に関するお問い合わせ先
事業者 :ヤング産業
連絡先 :0845-26-0171
営業時間:9:00~17:30
定休日 :土曜日、日曜日、祝日、夏期休暇、年末年始休暇

村上海賊の本拠地のひとつ、歴史ロマン漂う「因島」

広島県と愛媛県の間にある島と島を結ぶ「しまなみ海道」をわたり、広島から2番目に近い場所に位置する島・因島(いんのしま)。戦国時代、宣教師ルイス・フロイスに「日本最大の海賊」とも評された「村上海賊」が本拠地としていた場所のひとつです。村上海賊は金品を強奪するパイレーツとは異なり、航海の安全を保障し、瀬戸内海の交易・流通の秩序を支える海上活動を生業(なりわい)としていました。1983年に建設された資料館「因島水軍城(いんのしますいぐんじょう)」では、因島村上氏が残した武具や遺品、古文書などの歴史資料を見ることができます。
装いをグレードアップする、手仕事が光る本革製品

今回取材に訪れた「ヤング産業」の因島工場は、水軍城が建設されたのと同時期である1980年に誕生。看板であるベルトを中心に、財布やバッグ、キーケースなど、さまざまな革製品を製造しています。
ヨーロッパやオーストラリアから輸入し、皮革産業の発祥といわれる兵庫県・姫路市で皮なめしが施された牛革は、厚みがあってしっかりした手触り。使い込むほど体に馴染み、独特のツヤが生まれます。因島工場では下処理した革を半裁(はんさい)で仕入れ、裁断や縫製を行なっています。
因島で雇用の場を生み出した工場の設立

ヤング産業の創業は1968年、因島出身の堀本幸弘(ほりもと ゆきひろ)さんが大阪でベルト製造業を学び、「堀本商店」を立ち上げたのがきっかけです。その後、業務拡張に伴い社名を変更し、大阪で社屋を構えるに至りました。「いつかは故郷の因島に恩返しできる仕事がしたい」。そう考えていた矢先、因島の主要産業・造船業の核ともいえる大手造船会社が因島から撤退するニュースが流れてきました。
失業者はおよそ6000人。当時の因島の人口が約4万人といわれ、「まちがひとつ消える」と危惧されたそうです。「なんとかせんといけん」。そう考えた堀本さんは、因島に製造の中枢を担う因島工場を設立。仕事を失ってしまう人たちを支え、島の雇用の場を守り抜きました。
技術を向上させたデニムメーカーのライセンス展開

因島工場設立からほどなくしてバブル期が到来。ファッションビジネスにも勢いがあり、ヤング産業の製品も飛ぶように売れたといいます。1991年には島に物流センターを新設、同時に責任者に就いた松浦伸吾(まつうら しんご)さん(写真)は、当時のことを「商品の入った箱がすごい勢いで出ていった」と振り返ります。
また、同社の技術を飛躍的に向上させたのが有名ブランドのライセンス事業。名だたるカジュアルブランドやスポーツメーカーのライセンスを取得し、そのブランドの小物づくりを請け負ってきました。とくに世界的なデニムメーカーの製品製造は、品質基準が非常に厳しく、より良いものを追求するうちに、技術が格段に向上したのだそうです。
島から発信する「メイド・イン・ジャパン」のものづくり

一時期は中国にも工場を持ち、大量生産に舵を切っていた同社ですが、ひとつひとつのものづくりを見直す契機が訪れました。それが、各地に甚大な被害をもたらした東日本大震災です。被災地から離れている中国地方とはいえ、日本全体を包んだ「がんばろう!日本」のムードは、ものづくりに携わる島の工場の人たちの胸を打ちました。
「各地で心を込めて作っているメイド・イン・ジャパンの製品が、世界で大きく認められれば、業界全体の底上げになる。そんな思いと、創業者が工場を立ち上げた時の郷土愛を振り返り、自社ブランド「革工房 いんのしま」を立ち上げたのです」。パッケージのロゴには因島大橋と瀬戸内海をあしらい、この島から丹精込めて製品を送り出しているというメッセージを込めています。
命のかけらを慈しみ、ものを大切にする心を育む

「革工房 いんのしま」の製品、ライセンス事業の製品、ブランドの名は冠していないけれどデパートや衣料品店で取り扱われている製品…。いずれもヤング産業が培ってきた高い技術力がいかんなく発揮され、多くの人に愛用されています。「革製品って、実は食肉の副産物なんです。食用として育てられた牛の皮を使っています。半裁を見てもらえれば、なんとなく牛のかたちがわかるでしょう」と、松浦さん。たしかに広げた革を見てみると、ざっくりとですが牛のシルエットになっています。
「革製品になるために育てられたわけではないけれど、私たちは命の一部を使わせてもらっているんです。革はとてもデリケートで、水分を含むとすぐに変色してしまいます。けれども、大事にきちんと手入れしていけば、より美しさを増していくんですよ」。命のかけらを、人の手により長く慈しめるように生まれ変わらせている革製品。それらはものを大切にする心をしっかりと教えてくれました。

ヤング産業の因島工場へ取材に向かう途中、因島大橋のサービスエリアに寄りました。土産物が並ぶ棚のひときわ目立つ位置に置かれていたのが、「革工房 いんのしま」の製品。手作りのポップには、「“革工房 いんのしま”の製品は、すべて因島で作っています」と大きく書かれ、島の人たちが同社を誇りに思っていることが伝わってきます。
ヤング産業の製品含め、地域に根付き、丁寧につくられている製品のひとつひとつが、「メイド・イン・ジャパン」の称号を背負ってどんどん世界に羽ばたいていってほしいなと、そう強く感じた1日でした。


