浄法寺漆を未来へつなぐために
二戸市は国産漆生産の8割を占める日本一の産地であり、浄法寺漆の多くは鹿苑寺金閣(京都)や日光東照宮(栃木)などの国宝・重要文化財建造物の保存修理など、日本の伝統文化を守るために使用されています。
しかし、漆従事者の高齢化など社会情勢の変化により、生産を取り巻く環境は非常に厳しく、生産体制の強化は待ったなしの状況です。
現代において、改めて価値が認識される日本の漆。先人から受け継いできた漆文化を次世代に確実につなげるために、次の事業などに使われます。
主な事業
1.掻き師・塗師等の後継者育成
漆掻き・漆塗りなど、漆関連産業の後継者育成のために使われます
2.ウルシ原木確保対策
荒廃した漆林の整備、将来に向けた漆林の創生など原木資源を確保するために使われます
3.浄法寺漆・浄法寺漆器の情報発信
浄法寺漆総合ホームページの改修等、漆や漆器に関する情報発信のために使われます